テーマを絞った出会い
あえて仕事を好きか嫌いかでいえば、「好きにならなくてはいけない」ものです。
ですから、最初から「好きな仕事」があるわけではありません。
また、誰かがポンと居心地のいい「好きな職場」を与えてくれるものでもありません。
そうではなく、自己責任で仕事を「好き」にならなくてはいけない、職場を居心地よくしなくてはいけないのです。
だとすると、仕事を選ぶときにまず考えるべきは、好きか嫌いかではなく、得意か不得意かです。
だから、「不得意だけど収入がいい仕事を選ぶ」とか「得意だけど収人がよくない仕事を選ぶ」といういい方ならば納得がいきます。
たとえば、モデルの仕事をしている人は、容姿に優れていて人の視線を集めることも上手なので、「得意な仕事」を選んだといえます。
けれど、モデルの仕事で食べていけるだけのギャラがもらえるのは、トップモデルといわれるひと握りの人だけ。
それ以外の多くの人は、毎回オーディションに挑戦し、仕事が回ってくるのを待つ間、ほかのアルバイトをして食べていかなくてはなりません。
得意だから、その分、努力する必要は少ないけれど、経済面ではシビアだったりするのです。
だからといって、モデルの仕事を辞めて、たとえば計算は不得意だけれど、経理の仕事を選んだとします。
お給料は安定していていいけれど、計算が苦手なら、毎日が努力と忍耐の連続でしょう。どちらを選ぶかは、自分で決めるしかないのです。
得意な仕事だと、「使える」人間になれるので、周囲から喜ばれます。
一方、あまりにも不得意で、自分に負荷をかけすぎる仕事だと、周囲の迷惑になりかねません。
たとえば漢字は苦手だけど、本が好きだし、お給料もいいので出版社に勤めたい、といっても、無理です。
実際に本をつくる仕事をするためには、ただ本が好きというだけでは無理なのです。
今、迷っている仕事が、自分にとってどの程度、得意なものなのか、あるいは不得意なものなのか。
出会いの必要性を考えます。出会いにチャレンジしてみましょう。
